福島南循環器科病院
総院長 室井 秀一 |
いま、日本は世界に類を見ない長寿国となりましたが、今後は『いかに健やかに老いるか』が重要な課題と思われます。一方で、近年は過食・運動不足などの生活習慣の乱れが、いわゆるメタボリック症候群を引き起こしその結果、動脈硬化を原因とする急性・慢性の血管障害が増えつつあることも統計上明らかにされています。
当病院はそのような血管障害や心臓・循環器疾患を対象とした専門病院『救心会循環器科病院』として平成2年に創立され、平成6年に『福島南循環器科病院』と改称し現在に至っております。
発足以来、福島市や県北地方を主なる診療圏として、病診連携のもとに患者様そして地域のニーズに応えて参りました。急性心筋梗塞症や急性心不全などの救急治療をはじめとして、経皮的冠血管形成・ステント留置術(冠血管をバルーンカテーテルで広げ、ステンレス製の網状の筒を血管内に植え込み血流を十分に確保する方法)や不整脈に対する経皮的心筋焼灼術など最新の高度医療、そしてペースメーカー植え込み術などの循環器科を中心とした診療を行って来ました。
さらに幅広い疾患にも対応できるように、一般内科や消化器外科、人工透析などの診療科も併設して診療域を充実させております。また、他の専門的医療が必要な場合には福島医大病院と迅速な連携を保ちながら対処させて頂いており、さらに予防医学や健康の維持・増進のためのアドバイスや対策などにも、今まで通りに力を注いで参りたいと思います。
これからの21世紀の医療に求められるのは、最新のエビデンスや技術に裏付けられた高度な医療はもちろんのこと、説明と同意に基づいた優しい思いやりのある患者さま中心の医療、そして安全な医療、さらには癒しの医療の提供にあると思われます。
これらを私共の病院の診療倫理指針として、全職員が一丸となって日々研鑽を積みながら努力して参る所存です。どうぞよろしくお願い致します。 |